「第三級陸上特殊無線技士」試験を受験!

産業用ドローン、FPV対応のドローンの飛行に必要となる資格「第三級陸上特殊無線技士」の試験を受けてきました。

標準教科書 (¥1,760)を購入し、ここ1ヶ月ほどコツコツと勉強。
近年9回分の過去問題もダウンロードし、標準教科書を読み込み、過去問を解き、間違った所を集中的に、教科書で押さえ直しを繰り返してきました。

この資格を取るためには、大きく2つの方法があり、一つが、今回トライした「独学」、そしてもう一つが「講習会」に参加して取得する方法。

必要となる知識は「法規」と「工学」。
講習会であれば、法規に4時間、工学に2時間、修了試験が90分程で、1日で2つを学び、最後に修了試験を受け、1日でサクッと取得出来るのですが、講習料が¥20,000〜¥30,000ほどかかります…。
もともと、第4級アマチュア無線技士を持って居るのと、工業高校電子科を卒業したこともあり、要点だけをサッと学んで終わりではなく、同じやるならちゃんとしっかりと学び直す方が楽しいと思ったのと、出費を抑えるために「独学」を選択。
結果、その選択は間違っていなかったと思ってます。
確かに、試験には出ない「余分」な事も頭に叩き込まなければなりませんが、改めて電気工学に触れることが出来て、なかなか楽しかった。

国家資格なので「国家試験」を受ける必要があるのですが、試験は年に3回ほど行われているのですが、今回、通常の国家試験ではなく、令和4年2月から実施が始まった「CBT方式」で試験を受けました。
このCBT方式とは、コンピューターを使用した受験方式で、申込みをおこなった後に、受験者のマイページで、日時や会場などを選択して受験をします。
その為、比較的スケジュールの調整がしやすいと思いました。

画面に表示される「問題」に対して、4択の解答で正しい物を選択して「次の問題」をクリックして進んで行きます。
最後の解答を終えた後に、直ぐに自分の獲得した点数が表示され、更に、プリントアウトして終了。
当然、問題や自分が選択した解答はプリントされず、あくまでも獲得した得点がプリントされるだけです。
今回、自分が獲得したのは「100点」!!
この100点って、良い響きですよね〜(笑
ただし!一つだけ落とし穴が!(笑
獲得点数は100点ですが、「満点」ではありません…(汗

法規12問、工学12問の計24問で、各5点が配点されているので、満点は120点になります。
それと合格は法規で60点満点中40点、工学も60点満点中40点。
今回獲得した100点は、両方を合計しての100点ですから、4つ間違ったわけです。
この4つの間違いが、法規で4個なのか、工学で4個なのか、それともそれぞれ2個づつで4個なのかは不明なわけです。
しかし、仮にどちらかを4個間違っていたとしても合格点の40点はキープ出来ているわけですから、合格なのはまず間違いないはずですが、最終の合否を暫く待つことになります。

合格率7割〜8割と言われているこの試験、受験料が¥5,907で、合格後の免許申請手数料¥1,750、テキスト代を合わせても、¥9,416で取得することが出来ます。

さあ次は、まだ詳細が公表になっていませんが、今年施行される予定のドローンの国家ライセンスの取得です。

これまでは、民間資格とかだったのですが、持って居なくても飛行は可能だったわけですが、国家資格になると条件次第では取得しないと飛ばせなくなってしまいますからね。

頑張ります!

悲報:Parrot ANAFI リモートIDの対応について。

今年6月からの航空法の改正に伴い、ドローンの運行に関して様々なルールが追加される。
大きなポイントは「無人航空機の登録義務化」「操縦ライセンス制度の導入」「飛行機体のリモートIDの発信」である。

前二つは、無人飛行機を操縦もしくは保有するユーザーが国交省に対して申請を行う形で取得が可能なのだが、3つ目の「リモートID」に関しては、それ専用のハードウェアが必要になる可能性が有り、容易に一般のユーザーが対応することが困難と考える。

大型の無人航空機であれば、問題は最小限で回避は可能かと思うが、小型無人航空機の場合、外部機器を積載する場所の確保あ難しく、微妙なバランスの上で飛行を行う機体に対して、外部の積載物を積むというのは安全飛行を行う上で大きな懸念となる。

既に市販されている無人航空機に、メーカーが対応する形での「リモートID個体の販売」もしくは、既に装備している機能のファームウェアーのアップデートなどによる、ソフトウエア的対応を望むしかない。

そこで、ネット上を、当社が保有するドローン「Parrot ANAFI」の「リモートID」に関する情報を結構な時間をかけて検索を行ってみた。

Parrot ANAFI自体に、こう言った情報を発信する機能自体は既に備わっていると言う情報まで突き止め、対応するソフトウェア−(FreeFlight)にも「リモートID」の情報を登録する項目がある事を確認した。

その上で、12月20日から始まった「事前登録」を行い「登録記号」を取得。そこで、コントローラー経由で、この「登録記号」を登録しようと試みたのだが、どうも上手く行かない…。
ネットを検索するもこれ以上の情報は入手が出来なかった。

フランスのメーカーである「Parrot社」の日本代理店をしている企業に「Parrot ANAFI]」への「リモートID」の設定に関する問い合わせを行った。

そして、担当の方より、質問に対する返答を頂いたので、Parrot ANAFIユーザーの皆さんに共有をしたいと思います。

以下抜粋- – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

リモートIDに関してですが、ANAFIから発信されているものが日本のリモートIDの規則に準拠しておらず、外付けのものをつけるか6月のリモートIDが始まるまでに事前登録を済ませる必要がございます。

また、そのため今後FreeFlight 6のアップデートがあったとしても、国内では対応していないものとなります。

ご迷惑をおかけしますが、ご確認いただけますと幸いです。


と言う公式な返答を頂けた。
日本で導入が予定されているのが「ASTM International F3411-19 “Standard Specification for Remote ID and Tracking”(ASTM 規格」)」と呼ばれる規格で、Parrot ANAFIのリモートIDは、ヨーロッパ圏で使用されている「Broadcast DRI」と表現されているもの。
この規格の違いは、ハード的な違いがあるのか否かは素人では理解出来ないのだが、そもそも、規格が違うため、日本国内の規格には適合をしないと言う事のようで、ソフトウェアー的な物でもないようだし、今後のアップデートでも対応が無いと明言をされた。

ただ、コントローラーソフトである「Free Flight」も、最新バージョンにアップデートされた際に、この「DRI」の登録項目が追加されたと言う経緯があるため、フォルトウェアーアップデートでの対応が出来るのではないかと疑いを持って居る。
現段階では「不可」という認識を持った上で,今後のアップデートでの対応を切に望みたい。

ただし!!!
返答文の中にもあり「無人航空機登録ポータルサイト」内の「よくある質問」の中に


Q. 事前登録をすれば、リモートID機器の搭載は不要になりますか?
A. 事前登録期間中(2021年12月20日から2022年6月19日までの間)に登録申請を完了した場合はリモートID機器の搭載は必須ではありません。


と明言をされている。
じゃあ、一体「リモートID」の必要性ってなんなんだ?と思わずにはいられないのだが….。

しかしこの先、いつルール変更が行われ「リモートID」は必須と言いかね始めない事を考えると、暫くの間はParrot ANAFIでの運用は可能ではあるが、その先を見越して、機種変更の検討も頭に入れておいた方が良さそうだ。

#ドローン #Parrot ANAFI #ANAFI #リモートID #ヨーロッパ形式 #航空法改正 #改正で飛ばせない

国家試験の勉強中に思い出す昔..。

今回「第三級陸上特殊無線技士」という無線の免許を取得すべく持った勉強中なのだが、テキストを読み進んでいると「昔習ったな〜」という様な記憶が蘇ってくる瞬間がある。

人生の中で初めて挑戦をした「免許」であり「国家資格」が「アマチュア無線技士」だった。
免許証に記載されている「取得年月日」が「昭和57年」….。今から40年前である…。

当時、中学校の1年生で、理科を担当されていた先生の勧めがあり、夏休みに講習会に通って取得をした。
まだガキだったあの頃。試験に合格をした時は、やり遂げた感が凄くてメチャクチャ嬉しかったのを覚えている。

免許を取得し、無線局の開局申請をし「コールサイン」を取得。
親父にせがんで、短波機(HF機)である、Trio TS-830を買ってもらい、運用をしていた。

グーグルで検索し見つけた当機の写真。今見てもカッコ良いなぁ〜〜。
今では考えられない「真空管」を使っており、長い時間運用していると、熱で周波数がずれて行くんだよね(笑

短波機だから、電波が遠くへ飛ぶ。
電波状態が良いときは、海外との交信なども出来、最長でオーストラリアの局との交信に成功、わずか1分ほどの交信で、コールサインの交換だけではあったけれど、成功した時は、感動だった。
田舎の中学1年生の「視野」「世界観」を大きく広げてくれた無線機だった。

まだ実家にあるんだろうか…?
今度、帰省した時に探してみよう。

#陸上特殊無線技士 #TS-830 #アマチュア無線 #懐かしい #免許 #国家試験 #HF

2月に行われる国家試験に向けて目下勉強中。

ネット上の情報を見ていると「過去問3回やれば楽勝!」なんて言うのを目にします。
確かにそれは間違ってないと思う。
実際に過去問やってみると、そう難しくはないと感じる。ただ、過去問をやると、大体12門中8問くらいと微妙なライン…。
で、購入したテキストを、きちんと1読してやってみると、正解10問くらいに。

試験まであと1ヶ月。最低5回は完読出来るだろうし、過去問で間違う所を特に注意して理解して行けば、かなり確率は上げられる。

工学を読んでいて、久しぶりな言葉の数々に、ちょっと楽しくなってる。

普段の生活で、コンデンサーやら抵抗なんて気にしないから。それらを数式で、計算したりなんだかんだ「高校時代必死になってやってたよな〜」って(笑

と同時に、もうすっかり色々忘れている自分を発見。

ただ過去問解いて、丸暗記でやるよりも、それ以外の知識を同時に学ぶのも楽しい。

この歳になると、流石に頭に入らんのが厳しいが、理論立てて考えれば、なにげに解けたりするので、そこそこの年齢であれば、丸暗記よりも、時間はかかるけど、理論立てて理解する方が吉と感じる。

過去問解いていて感じたのは、間違う所の大半は「言葉尻のひっかけ」だったりする。
実際試験も時間はたっぷりある(12問の設問に1時間)ので、ゆっくりちゃんと理解して読めば、引っかからずに解ける気がしている。

今回、講習ではなく、1発試験なので、これから1ヶ月キッチリ勉強します。

久々に「国家試験」にチャレンジ

まさか50歳を越えて「国家試験」を受ける事になるとは夢にも思ってなかった….。
しかし「人間いくつになっても勉強」いくつになっても前進あるのみ。

一番最近に取得した「国家資格」が平成23年なので、丁度10年前。
ジェットスキーに乗りたくて「特殊小型船舶操縦免許」を取得した。
その前が18歳の時に「普通自動車運転免許」、中学2年の時に「電話級アマチュア無線技士 (現:第4級アマチュア無線技士)」。

そして今回は「第三級陸上特殊無線技士」なる免許取得のために試験を受けます。
今回の試験は、ドローンの飛行のために取得。この資格が無くとも飛行自体は可能なのだが、今後、ビジネスの範囲を広げて行く上で必要になるであろう。そして、持っておいた方が良いと思われる為に取得をする。

実際、来年5月の航空法の改正で、国家資格の「操縦ライセンス」が導入をされる予定と言う事もあり、ドローンに関する自分自身の環境整備を手を付けられる所から整えて行こうと。

先日から事前申込みが始まった「機体の登録」も既に終え、登録記号も発行された。

まだ、ちゃんとルールが定まりきっていないので、実際どうなるかは不明だが、無くて後からバタバタするくらいであれば、確実性のある所から少しづつ積み上げておこうと。

しかし、今回受ける試験。
難易度は低く、合格率7〜8割ほどとのこと。無線工学と法規の2種類あり、それぞれ12問で60点以上で合格。
過去問題を、やってみているのだが、大体、80点くらいは獲得出来ているので、おそらく問題はないと思うのだが、折角、試験を受けるのであれば、過去問だけを解いてとりあえず免許を取得するよりも、それに関わる知識も一緒に勉強しようとテキストを注文した。

過去問を解いていて、電話級アマチュア無線を取った時に勉強したことや、工業高校の電子科を卒業しているため、大まかな所では知識もあり、80点は取れるのだが、やはり、過去に学んだことを、既に忘れていることも多いのを実感したからだ。

まあ、改めての学びもあるし、記憶のブラッシュアップをかねて。

試験までの1ヶ月。頑張って勉強に励みます。

ドローン機体への「登録記号」の掲示 (改)

先日、ドローンの登録を終え「登録記号」が発行をされたのを受けて、機体へ「スプレー」を使って掲示をしたまでは良かったのだが、ボディーパーツのつなぎ目などの諸問題で、どうも綺麗にプリントが出来ずに滲んでしまっていた。

それはそれで、味があって良かったのだが、やはり綺麗な方が良いなあと思い、プリントした物をクリーンアップし、改めて、別の方法で掲示をすることに。

今回は、カッティングステッカーを使用して、機体へ貼り込むことに。

ただ、記号の部分だけの英数字だけだと、細かすぎることもあり、綺麗に貼り付けが出来ない可能性がある為、ベースの上に英数字を貼り。ベースごと機体へ貼り込むことに。

とはいえ、脚の部分に貼り込むためスペースが十分に無いため、ベースも5.3mm × 63mmと小さい。

記号の高さも4mmほど(滝

先日別の案件で、入手をした「金色」のシートがあったため、黒のベースに金文字で作ってみた!

うん。なかなかカッコ良いぞ!
とりあえず、これで、機体への「登録記号」の掲示はOKだな!

ドローンパイロットの皆さん。
ご希望があるようであれば、「登録記号 掲示ステッカー」販売いたしますので、お気軽のお問い合わせ下さい!

機体の「登録記号」発行完了!

2022年6月の航空法の改正に伴い、ドローンが「登録制度」に移行をする。
今月20日より、その事前登録の受け付けが開始され、早速、Parrot ANAFIの申請をネット申込みにて提出。

申請の受付・審査が終わり、手数料の振り込みを終え、無事に機体の「登録記号」が発行されました!

来年6月以降は、「リモートID」による発信と同時に、機体へこの「登録記号」を掲示しなければならない。

そこで、さっそく機体へ「登録記号」を掲示。
紙にプリントアウトして、セロテープで貼ってある画像を見たのだが、まあ、それでも掲示には間違いないので良いのだが、流石に見た目が….(汗

そこで、カッティングステッカーで切り抜き文字を作成し、機体の脚部分にスプレーを使ってプリント。
パートのつなぎ目と言う事もあり、にじみが出てしまったが….。
まあ、これはこれで有りかと思っているのだが、気が向けば、一度クリーンオフして、再度もう少し綺麗に印字をトライしてみようかと思って居る。

航空法改正。ドローン事前登録完了。

2022年6月から、航空法の改正が施行され、ドローンの飛行に関するルールが大幅に変更される。
それに伴って、ドローンの登録義務化、リモートIDの導入等々が行われる。

昨日(2021年12月20日)より、これに先立って、登録の「事前登録」が開始された。

Phat Field Creatorsでは、これまでからDISPの「ドローン情報基幹システム」に機体、操縦者を登録し、国土交通省より、飛行に関する許可申請を行って来た。
今回、同じDISP内ではあるが、新たな情報の登録が必要と言うことだったので、早速、機体・保有者・操縦者の登録申請を提出した。

今後、国家資格としての免許制度も導入される見通しな為、詳細が公表された後には、免許の取得もおこない、安心・安全な飛行とサービスの提供をおこなって行きます。

「無人航空機登録ポータルサイト」事前登録受け付け開始。

2021年12月20日、いよいよ本日から「無人航空機登録ポータルサイト」から、所有者・機体・使用者の事前情報登録がスタートしました。

https://www.mlit.go.jp/koku/drone/

しかし!!!
やはり想像通りの「お役所仕事」。仮に、自分が統括だったら、部下がこんなサイトを作ってきたら、当然「NG」。
どこの「下受け」が請け負って、こんなレベルの低いサイトを作って、多額の費用を巻き上げてるのやら…。
この「無人航空機登録ポータルサイト」は、国土交通省が管轄する、DIPS (Drone/UAS Information Platform System : ドローン情報基盤システム)下で管理されている。
当社は、正にこの「DIPS」にアカウントを持ち、無人航空機を登録し、操縦者情報を登録、そして、飛行に必要な申請を行い、許可を受けている。
しかし、同じ「DIPS」内なのに、既に登録されている情報は共有されておらず、機体情報や、保有者、使用者の登録を行わなくてはならない。
「Q&A」内には、2022年のアップデートで情報の連携をうたっていると言う事は、この共有が出来ていないことを認識し、且つ、その必要性を認識していると言う事。
にもかかわらず、そのシステムが反映されていないというのは致命的だと思う。このデータの共有はさほど難しい事では無い。<= 元々プログラマーであり、データベースも取り扱っていた。NY時代には、インターネット系の会社の副社長兼CTO (技術責任者)をやっていたので。
この連携は、使い手(ユーザー)に取っては非常に有効な案件なのに….


また、登録のページを進んで、さまざまな「忖度」が見え隠れする。
それが機体情報の登録ページ。


ここでは「メーカーの機体・改造した機体」か「自作した機体・その他」をまず選択するのだが「メーカーの機体・改造した機体」で「製造者名」を選ぶとプルダウンでメーカー名の一覧が出る。そのトップが「DJI」。
当社が保有する、Parot社の名前は出てこない。Parot社のANAFIは、米陸軍が短距離偵察用ドローンとして採用し、全国の陸上自衛隊にも配備される機体。
にもかかわらず、名前がリストに入って居ないってどう言うこと?
というか、中華製の訳のわからん「トイドローン」であれば理解出来るが、国内で販売されている「それなりのメーカー」くらい、事前にメーカーに通達を出して、情報を提出させるのが普通じゃないだろうか?
それに、入力途中での「一時保存」も出来ず、情報を集めに行って、ページが変わってしまうと、入力したデータは全て消失してしまう…。
ドンだけ使えないページなんだ?
なぜなら、この「登録制度」には、1機体毎に登録料が発生するのだから。

一般の企業であれば、あり得ない手抜き、このシステムを請け負っている業者も、この程度のレベルで良く恥ずかしくないよね。
自分だったら、こんなレベルでは恥ずかしくて出せない。

そして「リモートID」に関しても「Q&A」内に、気になる記載が。
「2022年6月20日より前に機体を登録しました。リモートIDを搭載する必要がありますか?」にたいして「必要ありません」と…。
と言う事は、2022年6月20日より前に登録すれば「リモートID」は不要と言う事なんだよね?

これは一体どう理解すれば良いのだろうか…。実際の所、古い機体(2022年6月以前)であれば「必要」なのか「不要」なのか….。

いずれにせよ、当社としては、現時点で可能な限り「申請」を行う予定。その作業が無駄にならない事を切に願う。

「動画制作」と「映像制作」の違い。

近年、YouTubeをベースにし、一般人も気軽に動画を投稿し拡散することが出来る様になりました。
また、技術の進歩というのも後押しをする一端を担っており、iPhoneなどはその代表格でしょう。
一般の誰もが簡単に手に入れることの出来るiPhone。スマートフォンという、あくまでも「電話」の延長線上にある機器で有りながら、高画質な動画の撮影が可能となり、しかも、それ1台で編集から公開、ライブ放送までが出来てしまう。
正に技術の進化ですよね。

僕はこれが決して悪い事だとは思っていません。逆に、歓迎すべき事だと感じて居ます。

それは、「動画」「映像」に関心を持つ「若者」を増やすきっかけ、入り口になると感じて居るから。

しかし、とても大切な事がひとつあります。それが今回の表題にもある、「動画制作」と「映像制作」の違いです。
どちらも、似た言葉ではありますが、異なる2つであると言う事を理解されている方はどれ位いるのでしょう。

そしてこれは、単に技術が進歩して高画質な物を撮影出来る機材が手に入るようになったからと言って、クリヤー出来る問題では無いと言うことです。

爆発的にシェアーを伸ばしている「動画制作」。昨今のYouTubeがこの分類に入ると考えます。ただ、カメラで撮影をし、編集をし、おもしろおかしくユーザーを取り込んでいるそんな動画。
「今の流れだから」確かにそうです。そして、それが決して悪い事ではありません。
しかし、この手の動画は「消費される動画」と位置づけをしています。

話題性だけで、視聴をするが、見終わった後に「何か残る物」が無い。これを「消費される動画」と定義しています。

それに対して「映像制作」は、同じ「動画」という物を扱うことに変わりはないのですが、そこには、ちゃんとした技術・知識・表現が備わっており「残る映像」だと認識をしている。

例えば「シン・ゴジラ」などでは、プロ用の機材だけではなく、iPhoneを使用して撮影をしたカットなども使われています。これは機材の性能が向上したと言うだけではなく、映像表現の中に取り込む要素としてiPhoneを活用したと言う事例であり、映像表現の手法として、決して高額な機材である必要は無いという事。

「映像制作」の重要な要素は、企画力・技術力・表現力ではないでしょうか。

当社が「ドローン」を保有している理由もここにあります。
もちろん、ご要望があれば「空撮」を行います。なぜならば、それは「機体」があるからです。
しかし、本来ドローンを導入した理由というのは、映像表現の中で必要だからです。
ですから、何でもかんでもドローンを飛ばした映像を撮影して、作品の中に取り込むことはしていません。
その作品の中に、そのカット(ドローンでの空撮カット)が必要だから、フライトを行い、その必要となる素材を撮影しています。

全ては「映像制作」の表現として「必要だから」なのです。

最近のYouTuber達も結局の所、「本人」ではなく、「企画」「撮影」「編集」というチーム体勢で制作をし、表に出ている「YouTuber」は結局の所「タレント」という位置づけなのが多いと思います。
もちろん中には、個人で発信を頑張っている方もおられます。

今や、誰しもが簡単に「撮影」「編集」「発信」を出来る時代になりました。しかし、最も需要なのは、企画・演出(表現)というのは、そう簡単に手に入る物ではないと言う事です。

若手クリエイターが、どんどんトライすることは非常に良い事だと思います。
ただ、発注側が安易に「安価だから」という理由だけで、依頼をすると大きなリスクを伴うことを理解しておく必要があると感じて居ます。