10 Days Isolation

この10日間、社会から隔離をされており、ようやく無事満了となった。
そう「COVID-19」である。

2年前とは社会の状況も様変わりをし、コロナ禍にあっても、これだけ制約もなく、人の行き来が自由となれば、いつどこで自分が感染し「陽性者」となってもおかしくはない。
そんな中にあっても、可能な限り気をつけ、感染予防を行って来たが、その瞬間は突然やってきた。
新たなバイトがスタートして1ヶ月。肉体的にも精神的にも疲労が蓄積をしてきていた。
特に仕事柄「肉体的疲労」は仕方が無く、「だいぶ疲れが溜まってきているな〜」と感じ始めていた矢先、深夜過ぎ、どうも体調が今ひとつ本調子ではなく目が覚めた。
体温を計測すると38度半ば…(汗
この体温だと規定上、出勤が出来ないので、深夜ではあったが、少しでも早い報告をと思い、社員にメールを入れ、その後、自宅にあった「抗体検査キット」でチェック。
この時点で「陰性判定」ではあったのだが、バイト先から「病院でのPCR検査」を打診され、発熱外来へ。
病院で体温を測ると「39℃」を越えており(自分自身は全くその感覚はなかったのだが)、PCR検査を受け、翌日の結果判定まで自宅で安静に。
翌日、結果の連絡が来て「陽性判定」となり、保健所の管理下に置かれることになった。
この時点で熱は既に下がり「36℃台前半」に。
しかし、保健所の管理下にあるため、10日間の「自宅療養」を余儀なくされ、身動きが取れ無くなった。
この隔離期間中にスタートをする予定だった、大きな仕事の案件があった。
海外での仕事で、急遽パスポートの申請を行い、丁度、隔離スタートの日が、パスポートの受取日だったのだが、当然受け取りに行く事は出来ず、クライアントにも、仕事が出来なくなった旨を伝えなければならなくなった。

基本、バイトとそれ以外の自分の仕事と家との往復しかしていない日々。
そのどこかで、ウィルスを拾ったのだが、全くその特定が出来ない…。
その上で、大きな案件を飛ばさなければならない状態となり、やり場のない怒りでしかない。
身体は元気なのに、仕事も出来ず、収入を断たれる状態は、ほんと地獄だよね。
当然、バイト先やクライアントにも迷惑をかけてしまっている訳で、やるせない。

ワクチン3回接種を済ませていたこともあり「1日だけの発熱で収まった (そう思うしかない)」のかも知れないが、ほんと参った。

当然の事ながら、国や自治体からの支援策はなく、この間に失った収入は自分自身への負担増加以外のなにものでも無い。

この10日間、特にすることもないため、毎日3回、体温を測り、血圧のチェックを行い、自分の基礎的な体温や血圧が明確になったのと、現時点で「最強の抗体」を手に入れたこと位しかメリットはない。ただ、これらでは家賃も払えなければ光熱費も払うことは出来ない。

さて、どうした物か….。
国は「医療を守るため」という言葉の下に、全数把握を辞め、感染経路の追跡もやっていない。医療の負担軽減は理解する。
しかし、その結果が招いたともいえる感染拡大。逆に言うと「全員一度は「陽性」になって、抗体を持ちましょう」政策なんだと思うのだが、これってどうなんだろうね。

さて、この10日間で凹んだ収入。どうやって取り戻すか….。
そっちの方が頭が痛い….。