巧妙、巧みな詐欺メールに引っかかりそうになったわ(笑

昨夜、1本の「HP制作依頼」のメールが飛び込んできた。


「この厳しいご時世に、ありがたい!」と思い、その内容を確認。
まずは、内容にザッと目を通すと、全然ウチで対応が可能な案件である。
しかも、予算も100万規模。お〜ありがたいねえ!!

では、チャンとお返事をお返しした方が良いだろうと、はやる気持ちを抑えつつ、再度熟読。

フムフム。なかなかチャンとした会社みたいだなあ、取引先も大きな案件を抱えて居るみたいだし、業種云々は別として、これだけのクライアントを持って居る会社であれば、この予算規模でチャンとしたサイトを作りたいというのは納得出来る。
でも、儲かっているんだなぁ。

等々と思いながら返信をしようと考えていたのだが….。

何か引っかかるんだよなぁ。なんだろう、スッと入ってこない。でも内容は全然おかしくない。
所在や、連絡先、担当者も明記がある。
でも、なんだろうこの引っかかり…..。

で、まずは連絡先を検索かけてみる。

はい出ました!詐欺でした(爆
https://www.telnavi.jp/phone/0368224665

記載の住所は実在する「レンタルオフィス」。
メールに、自身の情報(連絡先)を記載して返信をすると、担当(記載とは別の)からコンタクトがあるらしく、仲介手数料の請求を送ってくる模様。

報告サイトを見ると、各送付先に合わせて、案件の内容も巧みに変えているもよう。
細かいなあ(笑

でも、俺でも一瞬引っかかりそうになったくらい巧妙。業者のレベルも上がってきてる(愕
しかも、チャンとした文章だから日本人の詐欺グループでしょう。近年、中国の詐欺グループとかからの、詐欺メールは多いけれど、やっぱ、文章がおかしいから、直ぐに解る。
でも今回は、文章的にはおかしくはない。

ただ、専門知識がやはり低いんだなぁ〜。

俺が「違和感」を感じたのが「HPがあるのだが20年近く前に作ったもの」ココです。
今から20年前….。2000年くらいだよね。
確かに、その当時からホームページはあった。俺も、最初に自分のホームページを作ったのが1996年くらいだったと思う。
でもね、その当時「ホームページを持って居る」って言うのは、かなり進んでいる会社だと思う。
そんな進んでいる会社が、20年経って(放置して?)新たなサイトを作りたいって….。

そんなイケてる会社であれば、ホームページはちゃんと更新&改修はしてるでしょう。なのに20年も放置というのが引っかかったんだよね。

それと、依頼してきた「ホームページ制作会社名」と、記載してあるメールアドレスの「ドメイン部分」の相違。
実は、こう言った細かな部分もチェックする。
URLではなく、メールのドメイン部分まで。
と言うのも、今回のメールには「会社のURL」の記載がなかったから。

実はドメイン名ってめちゃくちゃ重要。最近だと、外出先で使用する為に「gmail」などを使って居る人も多いと思うのだけれど、とはいえそれはあくまでも「サブアドレス」であり、メインは「ドメイン」が付いたアドレスでないと「?」となるよね。

尚、既に「警視庁 特殊詐欺対策室」へ報告済。
コロナ禍になってから、詐欺メールがめちゃくちゃ増え、「特殊詐欺対策室」か「フィッシング対策協議会」等へ報告をしている。

しかし、今回は、巧みで本当に引っかかりそうになったわ(笑
皆さんもお気を付けて!