「超激レア」データを発見!SUBWAY TRAIN OUTLINE!!

デザインを作るために、過去の資料を引っかき回していたら「超激レア」なデータが出て来た。

このデータ。マスターデーターはイラストレーターのベクターデータ。
New Yorkに住んでいた1999年、服のブランド「Street Level New York」を立ち上げた当初の頃に、グラフィティーライターの友人から1枚の紙をもらった。
その紙には、正にこの「SUBWAY」の線画が印刷されていた物。

その紙をスキャンし、その線に沿って忠実にベクターデータへ手作業で置き換えた物なのだ。

そもそも、なんでこんな物が紙に印刷されている物が存在していたのか。

その昔1980年代に、New Yorkを走る地下鉄(SUBWAY)には、数多くのグラフィティーが描かれていたのをご存じの方も多いかと思う。
実はこれ、グラフィティーライター達が、地下鉄にペイントするための「下絵」のデザインイメージを描くための物。
この図柄が、何ページにも渡って印刷されたアートブックとして当時販売されていたのだ。
どこのメーカーが、どういう経緯で、作製したのかは定かではないが、そのアートブックを見た瞬間に、この先かなり貴重なデータになるだろうと思い、その1ページをもらってきたのだ。

今となってはかなり「超激レア」なデータで間違いはないだろうし、このデータを忠実に再現した形のベクターデータで持って居るのは、おそらく世界中探しても俺だけではないだろうか。

おそらく、その当時のブランクのノートなんてほぼほぼ残っていないだろうし、仮に残っていたら、正に「お宝物」だろうね。

これ、復刻版として、ブランクノートにして出版したら売れるかな?(笑

(追記

とある、グループ(海外のHIP-HOP系)にこの画像を投稿したところ、フィンランドに住んでいるライターの子から、情報をもらった。

この元々の線画(ブループリント)は、その昔のライターが使っていた物ではないと。
その当時のライターは、アートブックにデザインを書いて、それを元に描いていて、こう言ったブループリントを使ってはいなかったそうだ。
80年代後半から90年代前半頃に、あるライターがエキシビジョンで使う為に、こう言ったブループリントを使った事があるそうだ。
自分自身も、このオリジナルデータを、誰からどの様な経緯でもらったのかも記憶が定かではない。ただ、もらった当時、かなりブック自体がかなりクタクタになっていた記憶はあるので、おそらく、俺の友人が90年代初頭の頃に、何らかの経緯で手に入れ他のではないかと思う。
しかし面白いね、一つの投稿から、それにまつわるリアルなヒストリーが世界中に共有されるって。