一体どこへ向かっているのか….

なんなんだろう、この「閉塞感」は….。

コロナ禍で、行き詰まる思いをした2年間。
今年4月頃から、感覚的に少し緩み始めたのを感じ始め、経済が動き始める足音が聞こえ始めた。
おそらく、多くの経営者の方々が同じ足音が聞こえ始めていたのではないだろうか。

その矢先、予測しようもなかった「ロシアのウクライナ侵攻」が始まり、戦争状態に突入。
これを境に、急速に空気が固まり始めるのを感じた。
正確には、侵攻開始直後は「楽観」する空気があり、世界の多くの国が、侵攻を「非難」し、早々にも終わるだろうと思っていた。
しかし、実際はそうはならず、日に日に戦況は悪化して行く。
それに伴い、世界の経済が思わぬ方向に転がり始め、燃料費の高騰に始まり、それが、原材料費の上昇に波及….。
それがここ日本では、物価の高騰につながり、日々の生活費や固定費を押し上げる。
そこに追い打ちをかけるように「円安」がのしかかり、多くを輸入に依存する日本にとっては、更なる物価高へと進む。

こうなると、空気は一気に「凍りついた」状態に…。

あの数ヶ月前の感覚は、消え去った。

もうこうなると、ホント負のスパイラルにしかならない。いったい日本はどこへ向かっているのだろうか。
そして、コロナの第7波が押し寄せてきている。っていうか、こうなるのは当然だよね。政府主導で、気が緩んでいるのだから。

そして、これがまだ「入り口」だと言う事が恐ろしすぎる。
物が売れなくなれば、当然、製造も絞られて行く、利益を確保するために更なる価格の高騰を招き、人件費の削除が始まる。

体力のある、大手はまあなんとか切り抜けるだろうが、日本の大半を占める、中小企業はこれからホント大変な時代になるとおもう。

先の選挙を見ていても、ほんと「落胆」でしかない。
この危機的状況から国民を守ろうと本気で考えている政治家がどれ程いるのだろうか。
国民の足元が崩れ始めている今、いつまでも「傷心」に浸っている暇はない。

いつまでも、そんな事を呟いている政治家に期待なんぞ持てるはずもない。

下を向いていても仕方が無い、こんな状況下でも前を向くしかない。
だって、誰も助けてくれないからね。

しかし、しんどい。前を向いて既に踏み出しているけれど「砂嵐の中」歩みを進めている感じだ。