もう直ぐ「終焉」だそうです(笑

先日来SNSで何度か、こんな「WEB広告」を目にする。

表示される広告のサンプル

「何の広告」なのかは置いておいて、正に「言い当てている」と思うが、ただし、多少補足が必要かとも。
「動画作成は終焉を迎えます。」これは、ちょっと誇張しすぎだな。大きな方向性としては間違っては居ないけれど、決して、終焉は迎えないと思う。
「動画市場が飽和状態」とあるが、確かにそうだ。なぜならば、自称の「クリエイター風」、自称の「クリエイターもどき」の素人クリエイターが増殖しているからである。
「動画作成は終焉」を迎えるのではなく「淘汰される」だけの話しである。
こう言った、自称の素人が、価格崩壊を助長し、自分自身の首を絞め、自分自身の仕事を失っているのに気が付いていない。
当社にも「破格で編集をお受けします!」みたいな営業メール(?)が時々舞い込んでくる。
いやいや、出さないでしょう(笑

数年前からYouTubeでの「バズリ動画」が流行り、YouTuberが台頭し、それが今はTicTokに移っている。

単なる流行を追いかけて、定着しない(出来ない)人達なだけ。

結局、自分のポリシーもなく、ただ単に「お金が儲かるから」だけで映像を触っている人達な訳で、美味し味が無くなれば自然消滅をして行く。

若い、新しい感覚がこの動画の世界に流入することは大歓迎である。
しかし、ポリシーのない映像制作は、消えて無くなるだけ。
その良い例がYouTube離れではないだろうか。

当社は「消費する映像」に興味はなく、かたくなに「残る映像」を主眼に映像制作を行っています。

iPhoneの機能も高度化し「シネマティックモード」などが搭載されているけれど、これも「シネマ風」であり「シネマ」ではないわけだ。

映像って、今や誰でもが気軽に簡単に撮影出来る。
しかし、プロの撮影は、ちゃんとした確かな技術と、理論があり、その上で、新たな可能性に挑戦をしている。
だから、プロがiPhoneを使って撮影すれば、ちゃんとした作品を作る事が出来るが、同じiPhoneでも素人が撮れば、それなりの物にしかならないのだ。

プロの現場を経験したことがない人間には、やはりその感覚は理解出来ないだろうし、表現が出来ない。
理屈や理論ではなく、リアルな現場で培った「感性」なんだよね。

最近「プロデューサー養成講座」みたいな、とんちんかんな講座の広告なんかもよく目にする。
そんな物、オンラインで学んだってなれるはず無いじゃん。そもそも「プロデューサー」って何か知ってるのかなあ?(笑

まあ、それを受講して「プロデューサー気取り」にでもなんでもなってくればいいけれど、リアルな現場で使い物にならなければ、叩かれて責任問題になるだけだからね。

皆さんも、プロデューサー風プロデューサーとか、ディレクター風ディレクターとか、クリエイター風クリエイターにはご注意下さい。(笑